古屋旅館の省エネ→高温源泉を利用して、10℃の真水を50℃超まで加熱してます!
【温泉熱を利用して、温水をつくります!】
本日工事中です。これはチタン製の熱交換器。特注しました。
全部でこのグルグルのチタンが6つあります。6つで述べ長さ200メートル。
これを全部つなぎまして、90℃の源泉が大量に溜まった温泉タンクの中に沈めます。
そしてこのグルグルの中に水道水を流します。(温泉に水道水を入れるわけではないので、誤解なさらないでくださいね!あくまで配管を温泉タンクに入れるだけです)
そうすると、グルグルしてるうちに、なんと10℃程度の水道水が50℃超℃まで加熱されます!
そうなんです、高温源泉だからこその省エネですが、ガスや燃料を使わずに、お湯ができてしまうのです。これを熱交換と言います。
当館の場合、温泉成分が強くしかも90℃という過酷な条件。チタン以外の鋼材は
使えない(より価格の安い銅などでは、残念ながら一年程度で腐食してしまう)。
チタンはとても高価(^_^;)です。このユニットだけでプリウス新車くらいの価格になります
雑ですいません(^_^;)。概略図です。
CO2排出はゼロ。50℃超まで温められた水道水は、調理場や客室のシャワーなどで使用されます。念のため燃料式のボイラーも配管にかませてありますが、稼働率がそれほどでもない日などは、ボイラーは止まったまま。この熱交換システムの熱だけで温水をお客様に供給できます。
『温泉の温度下がっちゃうんじゃないの???』
と思われるかもしれませんが、次々に新しい源泉がタンクに供給されるので、ほとんど下がりません。30トンタンクに沸騰直前のお湯が一杯一杯に入っている光景をご想像ください。
温泉の熱エネルギーはそれくらいすごいです。
温泉熱を利用したエコシステム。いつの時代も環境にやさしい旅館でありたいと願っています。
皆様のお越しを心からお待ちしております。