【組子障子がスタンダードタイプの客室(16室)に設置されました】
【組子障子がスタンダードタイプの客室に設置されました】
約1年をかけて、当館のスタンダードタイプ標準客室(全16室)の障子を組子にリニューアル致しました。
デザインはおおきく3種類、すべて当館のオリジナルデザインになります。
①桐麻・・桐麻は、古来より菊の花と同じく高貴な花として尊重されています。お花をあしらうことで、自然の恵みを表現しました。
②麻の葉・・「麻の葉」の文様は平安時代には既に使われていました。麻はとても成長力が強いため「魔除け」の意味も込められております。お客様から邪気が取り払われて、末永くお幸せにお過ごし頂けるように、との思いが込められております。
➂枡つなぎ・・「枡」の模様が続くことで「ますます」という言葉に繋がり縁起が良いもととされています。お客様の「ますます」のお幸せを願ってデザインしたものです。
外国人ゲスト様にも”particularであった”などと好評です。
7月末までには、全タイプの客室(26室)がこの組子障子になります。文化財のお宿様やラグジュアリーホテルの一部内装などには使われている組子技術ですが、これだけの規模での導入は、旅館ではあまり例がないものと思っております。
飛鳥時代から続く日本の伝統技術をリスペクトし後世にも残していきたいという思いがございます。当館も創業212年目を迎え、皆様から”老舗”というスタンプを押して頂くにあたり進化すべき方向性のベクトルのひとつとして選択させて頂きました。
お食事やお風呂と一緒に、伝統工芸品レベルの装飾もお楽しみくださいませ。